雪の朝

2016年2月2日 妄想
竹林がなびいて散り落ちる雪が風を描く。
電線に切り取られた雲の足が速くて、太陽が現れては消える。
突き刺さる光が、頬に当たって溶ける。
振動する線路から、振り落とされそうな力で引き剥がされていく景色。

私はただ暖かな布団の中で、忘れてきてしまった何かを思っている。

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