溢れかえる情報に飲み込まれないよう、目につく片っ端から付箋を貼って
背中のかごに放り込んでいく。
ハリネズミみたいに体中につけられた付箋を揺らしながら
同じようにフサフサになった君と目を合わせて笑う。
君が私につけた「気まぐれ」の付箋に、怒ってみせたり
私が君につけた「うそつき」の付箋に、首を振ってみせたり
誰かが私につけた「いい加減」の付箋に、「おおらか」を付け足したり
誰かが君につけた「やる気なし」の付箋に、「慎重派」を付け足したり
何もかも全部を理解しようとする、おこがましさは捨てて
自分にできることを少しずつでいいから、理解していきたい。
ただそれが、むしって増やすだけの不毛な行為だとしても
いつか君の肌に直接触れることを願って笑っていたい。
背中のかごに放り込んでいく。
ハリネズミみたいに体中につけられた付箋を揺らしながら
同じようにフサフサになった君と目を合わせて笑う。
君が私につけた「気まぐれ」の付箋に、怒ってみせたり
私が君につけた「うそつき」の付箋に、首を振ってみせたり
誰かが私につけた「いい加減」の付箋に、「おおらか」を付け足したり
誰かが君につけた「やる気なし」の付箋に、「慎重派」を付け足したり
何もかも全部を理解しようとする、おこがましさは捨てて
自分にできることを少しずつでいいから、理解していきたい。
ただそれが、むしって増やすだけの不毛な行為だとしても
いつか君の肌に直接触れることを願って笑っていたい。
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